【出演】
橋本 拓也 堀内 充 三木 雄馬
橘 るみ 佐藤 一哉 古賀 豊
桑野 東萌 篦津 弘順 桑原 文生
近藤 徹志 荒木 まなみ 菊池 いつか
清水 洋子 高橋 理絵 西澤 美華子
野村 真弓 八田 育枝 林 真保
平田 紗知子 廣坂 李未恵 皆川 まゆむ
都 めぐみ 吉村 さやか 若林 美和
竹田 理沙 大塚 光 敷波 美佐
敷波 美保
【スタッフ】
演出・振付:上田 遙
台本・美術:河内 連太
音 楽:坂出 雅海
照 明:足立 恒
作 曲:坂出 雅海
衣 裳:菊地 はるえ
音 響:実吉 英一
舞台監督 :伴 美代子
主催・制作:トゥルーフェイス
協 力:グリーンパートナー/アーツポット帆/東京音協
「走れメロス」は太宰治の代表作のひとつとして、我が国でも広く知られた作品です。
さらに教科書にも採用されていることから、それこそ子供から大人までが一度は読んだことの
ある物語といってもいいでしょう。しかし私たちが暮らす現代社会には、この「走れメロス」が
説く教訓を生かしているとは言い難い状況や事件が頻繁に起こっています。さらにインターネットの出現でコミュニケーションの方法論も、この10年ほどの間に驚異的な変化を遂げています。
「人は本当に心から人間を信じることができるのか?」
そんな時代だからこそ、このテーマ〜人間と人間の信頼関係の重要性が問われるのでは ないでしょうか?
これまでオリジナル作品の他に多くのシェイクスピア作品を採り上げ、ダンスにより表現してきた
振付家/演出家の上田遙が、太宰治の「走れメロス」をベースに、この根源的テーマに 取り組みます。
第一部では、昔は人間味あふれる人物だった王が、いつしか全ての人を信頼できなくなるまでを。そして第二部では、その王がメロスとセリヌンティウスの友情を通し人間の心を取り戻していく
までを、舞踊劇として構成します。また、使われる音楽もこれまでに多くの上田作品に参加してきた作曲家、坂出雅海によるオリジナル曲を創りあげます。
人間の根源を問いただす物語に、どう挑むか。 新世代ダンスの扉を開くこの舞台にどうかご期待ください。
|