【出演・スタッフ】
企画・原案:日野原重明・童話屋
脚本・演出・製作:犬石隆
総合プロデューサー:黒岩祐治
出 演:
ルーク:
| 宝田 明
|
| (春組) | (夏組) |
フレディ: | 碓井なずな(小5) | 井坂泉月(中1) |
クレア: | 長澤夏実(中3) | 土屋美晴(中2) |
ダニエル: | 松本麻稀(小6) | 菊池 愛(小6) |
アン: | 川田菜々子(中1) | 鈴木麻祐理(中3) |
ベン: | 石川彩楓(中2) | 村田実紗(中2) |
メアリー: | 中原櫻乃(小6) | 利川杏菜(小6) |
クリス: | 越川萌花(中3) |
風のウェンディ: | 高橋美衣(中2) |
小鳥のペティ: | 小松詩織(小4) | 佐野桃子(小5) |
| 國分亜沙妃(小3) | 桑原ちあき(小4) |
葉っぱ・ほか: | 福満美帆(高3) | 赤須千夏(中3) |
※ Wキャストの場合、メインを演じない回は、ほかの葉っぱ役などで出演します。
主 催:朝日新聞社/フレディ・カンパニー
後 援:国土緑化推進機構/日本看護協会
特別協力:国際森林年国内委員会事務局
協 力:サンライズプロモーション東京
【公演について】
『葉っぱのフレディ』 ――「いのち」と「環境」のメッセージを――
聖路加国際病院理事長で今年満100歳になる現役の医師、日野原重明氏の企画・原案により、
2000年に初演して以来、多くのお客様より絶賛と感動の拍手に支えられ、上演を重ねてきた名作ミュージカル「葉っぱのフレディ」-。
2006年には、皇后陛下のご来臨を賜り、ご観劇頂きました。
現在110万部を超えるベストセラー絵本「葉っぱのフレディ」を舞台化。春に生まれた一枚の葉っぱ
が、夏に大きく成長し、秋には美しく色を変え、そして冬の木枯らしに散ってゆくというストーリーを、葉っぱに扮した子どもたちが美しく歌い上げる感動の作品です。
葉っぱの短い生を通じ「いのち」の尊さを描くと同時に、散った葉っぱが土に溶け込み、その栄養
分によって、また次の春に新しい葉っぱとして生まれ変わり、いのちは永遠に続いていくという、生命の循環をもテーマにした作品です。
2008年には、北海道洞爺湖サミットの公式イベントとして招聘され、「青い地球をまもる、緑の
葉っぱたち。」をテーマに掲げ、北海道恵庭市にて上演。日本人はもちろん、各国から参加したジュニア8サミットの青少年たちからも絶賛されました。
そして、2010年には念願のニューヨーク公演を実現。オフ・ブロードウェイの劇場で4回公演を
果たし、世界の中心から「いのち」のメッセージを発信し、国内外で大きな反響を呼びました。
そして、今年2011年は国連が定める「国際森林年」であり、「葉っぱのフレディ」ジュニア出演者
全員が、農林水産大臣より「国際森林年子ども大使」に任命されました。様々な行事に子ども大使として参加し、森林の重要性を訴えていきます。
また、今年3月11日に発生した「東北関東沖大地震」では、多くの尊いいのちが失われ、また街や自然も破壊されました。
このような時だからこそ、「葉っぱのフレディ」は作品を通じて「いのち」のメッセージを多くの人々に伝え、震災によって傷ついた人々の心を少しでも癒したい、と願っています。
「いのち」といのちを育む「環境」のメッセージを今年も発信して参ります。
【あらすじ】
○春○
冬が終わり春が来た。木々の梢に新芽が芽吹き、新しい葉っぱが誕生した。
フレディとダニエル、クレアたちである。葉っぱたちは春の暖かい光をあび、風のウェンディや小鳥たちと共に、生を得た歓びをからだいっぱいに感じるのだった。
元小児科医で老哲学者のルークは、元患者で幼少から知り合いで、女優志望の少女メアリーに出会う。メアリーは、母親が病気で入院したとルークに告げる。
○夏○
夏になり、葉っぱたちは厚みのある立派な体に成長した。ダニエルたちはフレディに、葉っぱには大切な仕事があると教える。夏には涼しい木蔭を作り、秋には色を変えて人間の目を楽しませ―。
そして若い恋人たち──クリスとマークの初々しい恋の語らいを、葉っぱたちはやさしく見守り、降ってきた夕だちに、雨宿りの場所を提供してやるのだった。
○秋○
秋になり、葉っぱたちは美しく紅葉する。
ルークはメアリーに、若い女優を探している劇団の知り合いを紹介してやろうと言う。喜ぶメアリー。
次第に風は寒く、強くなる。葉っぱたちは散るときが来たことを悟る。フレディは春に生まれて冬に死ぬのだったら、僕はどうして生まれてきたの?と訊く。
ダニエルたちは、死ぬのは変わること、いのちは永遠に生き続けるんだと教える。
フレディに別れを告げ、散っていく葉っぱたち―。
○冬○
冬になった。メアリーの母親が死んだ。ルークの励ましで悲しみから立ち直ったメアリーは、劇団の稽古や勉強に精を出している。ひびが入っていたマークとクリスの仲も、元に戻ったようだ。
フレディは一人、せいいっぱい生きた短い一生を思い出しながら、雪の上に散ってゆく。
冬が終わり、春が来た。木の梢に、また新しい命が生まれた―。